CONCEPTコンセプト

中城村の区画整理地に本物件はある。交差点に面し人気の飲食店の隣地にあることから人と車の往来も多く、比較的目立つ位置にある。その土地に店舗兼住宅を要望された。

ファサードは住宅を感じさせず、だがその居住性は考慮したかった為、道路面に対して完全に閉じた計画とした。店舗のシガー（葉巻）のケムリをコンクリート打放ちの壁面をキャンバスにし塗装で表現していることで圧迫感を軽減させ、建物を強く印象付けるものとなった。

側面に突き刺したかのような鋭角の特徴的なカタチが店舗への階段。

トンネル状の階段の先に飲食店があり、リズムよく配した照明と奥に見える看板を照らす光がお店への期待を増幅させる。

扉を開けるとハイカウンターの席が出迎える。ライトアップされたボトル棚には数多くのお酒が並ぶ。そしてシガーもストックされており大人の空間がそこにある。

ボトル棚の壁を挟んで後ろにはカウンター脇の隠し扉（収納）から入れるＶＩＰルームがある。そこにはブビンガの無垢のローカウンターが施された席がある。

無垢板の存在感に合せて仕上げの選定や照明計画をし、ゆったりと優雅に気品溢れる空間となった。