HOUSE
幾何学を取り入れた外観とテラスを中心としたコートハウスの家
マルサンカクシカク
2013.09
- 所在地沖縄県読谷村
- 階数地上1階
- 床面積79.19㎡
CONCEPTコンセプト
沖縄県読谷村瀬名波の住宅街に位置するこの住宅は、リビングの広さや開放感を確保すると共に、隣地に建つ実家とのプライバシーの確保が大きな条件であった。
土間の玄関を入ると、テラスを囲むように玄関とLDKが広がる。テラスと繋がったLDKは天井が3mと高く明るい空間となっている。テラスの壁はファサードの大壁となっておりクローズする事により、LDKのプライバシーの確保に成功した。クローズといっても、上部には、庇を設けているだけなので、陽が差し込み明るいテラスとなっている。これにより平屋ながらも開放感と広さを兼ね備えるリビング空間となった。家族の集うダイニングテーブルは、キッチンと並行に配置。そのカウンターは古材をデザイン張りにして、LDKの視覚的アクセントとなるように計画した。廊下を進むと各居室や水廻りが並ぶ。それぞれの個室は、壁の色や床の仕上げ素材、照明器具等のアイテムで個性をだした。ファサードは、マル・サンカク・シカクの記号を組み合わせた可愛いらしいデザインとした。地域に愛されるような雰囲気をもつ住宅となって欲しいと思う。
PHOTO GALLERY
Façade外観
道路側南側外観、丸、三角、四角の幾何学を組み合わせたデザイン。愛嬌のあるデザインとしたかった。
Façade外観
三角の家型部分は玄関、グレーの壁はテラスとつつみ込む壁。
Façade外観・夕景
室内からもれる光も丸や四角となるように開口をきりとっている。
Entranceエントランス
玄関を入ると連続するようにテラスがある。おくに見える扉はシューズクローク入り口となっている。
Terraceテラス
エントランス側からガラス越しにテラスを見る。奥はリビング。
Terraceテラス・夕景
テラスの夕景。
LDK
LDKを見る。キッチン腰壁には古材と斜めに貼り付けている。
LDKLDK・夜景
LDKの夜景。高さ3mの天井が生きた空間となっている。
LDK
ダイニング側よりリビングを見る。リビングがテラス、エントランスと一体となっている。
Terraceテラス
リビング側よりテラスを見る。エントランスはシューズクロークがある事でスッキリとしたデザインとなりより広さを感じさせる。
LDK
天井高さ3mある事。LDK、テラス、エントランとつながる事で30畳以上の体感となる空間。
LDKLDK・夜景
ダイニングテーブルは可動としレイアウト変更に対応できる。
Kids space子供部屋
スラブ高さをリビングから同じようにする事でロフトを設ける事ができている。
Bedroom寝室
寝室の開口もRを取り、外観デザインとつながるようにしている。
Bath Room洗面室
白を基調にシンプルに仕上げた洗面室。トップライトを設け明るく仕上げてる。
撮影:石橋マサヒロ