IZAKAYA
焼き鳥りと魚貝の店 ごんぱち
2013.02
- 所在地
- 大分県大分市
CONCEPTコンセプト
大分県大分市の中心地の商店街メーン通りに、「焼鳥と魚貝の店 ごんぱち」はある。
店内は、ワインレッドベースのタイルカーペットをベースに、突き板貼りのパーティションを持つカウンターと、団体個室「金の部屋」、ベンチ席「銀の部屋」で構成されている。
ファサードデザインの面で、特に留意したポイントは三つ。“串焼き屋”“インパクト”“上品さ”。
少し沈みを加えた赤色に塗装されたファサードには、力強い闘鶏をイメージしたスプレーアートを外間信太郎氏に依頼。
この際、店全体のイメージを壊さぬよう、ファサード全体の赤、鶏の金と黒のバランスを入念に確認しながら、完成させていった。
また、エントランスホールで使用している腰壁の大谷石や欄間格子も考慮しながら、引き戸もバランスを整え配置した。
そうすることで、“串焼き屋”として、“上品”かつ力強い“インパクト”を与えながら、デザイン性、感度を重視した店舗づくりとなった。
PHOTO
GALLERY
Façade
真紅の赤に鶏のスプレーアートが映えるファサードデザイン
Façade
赤と金色の色比を大事に作り上げたファサード。不等辺な入り口の形でバランスを整えた。
interior
入り口を入ると、新鮮な魚や貝のディスプレイが出迎える。アンティーク欄間の奥には厨房をレイアウト
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二名席のカウンターの間仕切り壁には、安多化粧合板の天然突板を使用
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カウンターの前壁には、杉の角材に角度をつけたレイアウトデザイン
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ワイン・日本酒セラーの奥には個室スペースが広がる
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建具で仕切られた個室とゴールドのエルアングルで仕切った半個室空間
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エルアングルに隙間を設け、柔らかく視線を遮る
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小上がりになっている座敷は、どこか茶室のよう
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ゴールドにこだわり、壁紙などもセレクトした”金の部屋”
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ディスプレイした絵画は、オーナー様によるセレクト
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完全個室のテーブル席。あえて厚みのある座布団で高級感を演出
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ベンチ席で構成された”銀の部屋”
撮影:石橋マサヒロ