HOTEL/VILLA
DEEGO
2020.11
- 所在地
- 沖縄県那覇市
- 業態
- HOTEL
- 施工内容
- 建築工事・内装工事
CONCEPTコンセプト
ビジネスホテル・テナントビル・オフィスビルが建ち並ぶ那覇市の中心部に位置する久米。
国道58号線から1本入った通りの角地に敷地はある。
国内外から来沖される方に沖縄を堪能頂き、好きになってもらう。そのために喜びを提供する施設としてホテルの計画をクライアントは希望された。
デザインコンセプトはミッドセンチュリーデザインと沖縄の融合。
内装は素材感に拘り、木質の壁や天井や床、琉球漆喰を採用。そして沖縄の空と海を想像させるビビットなブルーのタイルを各部屋に施している。
ファサードは基準階が何層かで存在する特徴的な形状となった。道路斜線制限による天空率の検討によるもので敷地のポテンシャルを最大限に検討した結果である。
中層・高層階からは街並みや遠くに海を望むことができ、低層階には幾何学模様が美しいオリジナルの花ブロックを用いたスクリーンで覆った。さながら沖縄特有のアマハジのような空間を想像させる。
建物を目印に多くの人を招き入れ、沖縄と人をつなぐ拠点としての役割を果たすことを願うデザインとなった。
PHOTO
GALLERY
Facade外観
メインファサードを見る。基準階が何層かで存在する特徴的な形状。
Facade外観
夜のメインファサード。花ブロックがライトアップされて幻想的な雰囲気に。
Entranceエントランス
ホテルのエントランス。門型に配した花ブロックのスクリーンがエントランスへの目印となり客人を迎える。
Receptionレセプション
アマハジを想像させる花ブロックのスクリーンで覆ったレセプション。様々な交流が生まれ、人と人や文化等の接点の場としての空間となる。花ブロックのスクリーンから漏れる木漏れ日の様な光が印象的。
Receptionレセプション
飲食スペースとレセプションスペースを柔らかく区切る造作棚には、様々な作家の作品を展示予定。
Receptionレセプション
左側は受付カウンター、右側はドリンクパントリーとして利用。照明の色温度を考慮し奥に厨房がある。
Receptionレセプション
開放的な天井が広さを感じさせる。チークとモルタル 調のツートンカラーで空間にメリハリをつけた。
Guest room客室
3階客室 チークを基調とした内装。存在感のある梁はあえて木を貼ることでデザインに変換した。
Restroomレストルーム
デザインタイルとチーク材を組み合わせた清潔感のあるレストルーム。
Guest room客室
4階客室は、木、タイル、塗装の切り替えが印象的な内装に。
Guest room客室
存在感のある梁はあえて木を貼ることでデザインに変換した。
Guest room客室
4階客室 すべての部屋に沖縄の空・海を連想させるブルーのタイルを採用している。
Guest room客室
6階客室 天井と床の木貼が広さを感じさせ、タイルを施した壁が客室と水廻りを明確に分断する。
Guest room客室
6階客室 照度を抑え、落ち着いた雰囲気に。
Guest room客室
11階客室 オーシャンヴューの部屋。Rの壁が緩やかに廊下から客室へと誘う。
Restroomレストルーム
11階客室 白を基調に青のタイル、木をポイントとした清潔感のある洗面スペース。
Guest room客室
12階客室 大開口から街並みを臨む部屋。間接照明に照らされた漆喰の陰影が印象的。
Guest room客室
13階スイートルーム 最大6名利用の十分な空間。
Roof top barルーフトップバー
14階ルーフトップバー 眼下に広がるのは、那覇市街地と海。サンセットも楽しめる。
Roof top barルーフトップバー
14階ルーフトップバー 屋外と屋内が繋がっているようなデザイン。
撮影:井田佳明